女峰山・帝釈山・小真名子山・大真名子山

 2008-07-22
【登山日】
2008年7月19日(土)

【天候】
晴れ

【人数】
単独

【目的地】
女峰山・帝釈山・小真名子山・大真名子山

【ルート】
志津乗越駐車場→馬立→唐沢避難小屋→女峰山→専女山→帝釈山→
富士見峠→小真名子山→鷹の巣→大真名子山→志津乗越駐車場

【運転】
戦場ヶ原までは快適なドライブが楽しめ、何ら問題はありません。

裏男体林道も光徳から入る数十メートルが未舗装の大きなデコボコのある道ですが、
それを抜ければ完全舗装のすれ違いスペースも多くある道です。
危険度は低いと思います。

ただ日が昇っていない真っ暗な裏男体林道を走って見て思ったのは、太郎山まで続く道との分岐が暗いと分り難いかなと感じました。
それ位ですかね。


【感想】
栃木百名山最後の山となりました。
女峰山自体、日本二百名山の一座である為、見所満載とは予想します。
ですが、更なる山行充実を目指す為に「70歳の山キチ」さんと言う、歴戦の山の猛者に今回のアドバイスを頂きました。
山行を終えてアドバイスを振り返るに、紹介していただいたポイントは実に見所として的確。
さすがだなと感じました。


4:20に志津乗越の駐車場に着くと既に5台前後の車が停まっていました。
ここで停まっていた車は男体山を目指す方のものでした。
近くに停車していた横浜の男性と話をしながら身支度をする。
どうやら男体山を目指すそうです。

用意をしながらGPSの電源を入れる。
スタート位置を確認しようとすると、前回の夫婦渕駐車場の時の様にとんでもない場所を示しておりました。
とりあえず、電源を切ってから入れ直すと正確な位置を示します。
理由が分からないのですが、これからも使う際には気をつけなければなりません。
後、頻度は高くないものの自動的に電源が落ちるトラブルも見逃せません。
電池の接触不良が原因のようです。

薄暗く歩き難い林道を一人進みます。
林道の両脇は笹の密ヤブ。
もし林道が無かったら熾烈なヤブコギと成りそうだなと思いながら歩く。
橋を3基程越えると林道が脇から登山道に入ります。
標識が無かった思わず通過してしまいそうです。

女峰山分岐

やや急な下りを歩いていくと沢に出ます。
行き先はペンキ跡があるので安心ですね。

女峰山沢ペンキ


工事が入っている薙を脇に見ながらのぼり始めます。
ここからはひたすら登り。
辛いかと思いきやそうでもないんですよね。
上を見上げると白い木と空の青が疲労を吹き飛ばしてくれます。

女峰山登り

また、シャクナゲの花が出迎えてくれます。
シャクナゲを見ると心が癒されます。

女峰山シャクナゲ


高度をぐんぐん上げていくと、沢を横切ります。
横切って少し登ると水場がありました。
これは山キチさんご推薦の水です。
水に手をつけると、かなり冷たい!
飲んでみると舌に絡みつく様なまろやかな味。
非常に美味しいです。
ゴクゴク飲んでいたら、あまりに冷たいのでさすがに腹に違和感が。
きりの良い所で水場を後にします。

女峰山水場

しばらく歩くと目の前に小屋が見えてきました。
唐沢避難小屋です。
中はかなり広いですね。

女峰山唐沢避難小屋

避難小屋のとなりには仏像がありました。

女峰山仏像

しばらく歩くと、ガレ場に出ます。
ここからの眺めは絶景でした。
前日光の山々を見下ろせます。
過去に山頂を踏んだ山は何故ここまで美しく見えるのでしょうか。

女峰山前日光遠望

ちなみに、私はこのガレ場の通過を「怖い」と感じました。
慎重に歩きます。

女峰山ガレ場

しばらく歩くと低木帯に入ります。
歩き進めると正面に社が見えました。
その奥には女峰山頂の山名板。

女峰山山頂付近

まずは女峰神社で記念撮影です。

女峰山女峰神社

満を持して女峰山頂へ。
遂に女峰山完登です。
と同時に、栃木百名山を完登です。

女峰山

記念撮影をして展望を少し楽しんだ後、三角点を確認しに行きます。
尾根を東北東に歩くと、三角点が設置されていました。

女峰山三角点

目的を達成したので、足早に山頂に戻ります。
誰も居ない為、山名板近くに腰掛け、おにぎりを頬張ります。
なんて絶景でしょうか。
言葉では表現できません。
これから歩く尾根の先には、今まで登ってきた日光の山々が遠望できます。
ここで食べたおにぎりの味はとても美味しかったです。

女峰山展望

山頂を楽しんだ後に、次の目的地帝釈山を目指します。
その際、ヤセ尾根を通過するのですが、結構怖いです。
強風の日なんか絶対通りたくないですね。
滑落したらあの世行きでしょうね。

女峰山ヤセ尾根1

女峰山ヤセ尾根2

歩いている最中色々な花を見ます。
イワカガミ、ゴゼンタチバナ、シャクナゲ、ツガザクラ。
そして道中見た謎の花。
誰か花の名前を教えてくださると嬉しいです。

花1
女峰山花1

花2
女峰山花2

花3
女峰山花3

ヤセ尾根を歩いていくとクサリ場の先に山名板が。
帝釈山まではまだまだのはずと思い、確認すると「専女山」とありました。
山キチさんがおっしゃってた剣ヶ峰ですね。

専女山

ここからしばらく低木帯を歩きます。
そして帝釈山頂に到着です。

帝釈山

帝釈山から先は、急にじめついた樹林帯を歩きます。
緩やかな降りが続きます。
途中、木を掴んだ時に巨大ナメクジが手に…。
かなりビックリしました。

帝釈山頂から50分程で富士見峠に着きました。
ここで興味深い標識がありました。
「野州原林道(自動車道)終点」と記載がありました。
昔はここまで車で上がれたのでしょうか?

これから小真名子山を目指し、ガレの急登が始まります。
かなり疲れていたので、これはさすがに応えました。

小真名子山ガレ

ガレ場が終わると、今度は岩の急登。
本日のコースでは、富士見峠から小真名子山頂の区間が1番体力的にきつかったです。

しばらく歩くと大きな看板のような建造物が見えました。
どうやら無線の反射板のようです。
そこから数十メートル歩くと小真名子山の三角点がありました。

小真名子山三角点

その先に小さな社があり、小真名子山の山名板がありました。

小真名子山

大真名子山に向おうと歩き出した矢先、サラサドウダンの花を発見。
綺麗ですね。

大真名子山サラサドウダン

小真名子山と大真名子山の鞍部に到着します。
「鷹の巣」と標識にありました。
この辺は倒木が多いですね。
でも、通りやすいように手入れはされているので何ら問題は無かったです。

大真名子山への登りから、何人かの登山者に出会いました。
これまでの道中、全く人に会っておりません。
しかも、大真名子山の降りも人に会わなかったので、この区間だけ数組の登山者と出会ったことに成ります。

出会った登山者の中に、栃木百名山の編集に立ち会ったと言うご夫婦に会いました。
栃木百名山完登の日にこの様な出会いがあるなんて運命を感じました。
別れ際に、ご婦人から黒飴2個を頂きました。
ありがとうございました。

そして2度目の大真名子山頂に到着です。

大真名子山2

今回の目的として、大真名子山の三角点を見る事があります。
三角点通り過ぎちゃってます…探さないと。
もと来た道を戻り、GPSとコンパスを使って登山道を離れます。
低木のヤブをかき分けて進むと、視界が開けます。
目の前にはシャクナゲの花に囲まれて三角点が有りました。

大真名子山三角点

もう一度、大真名子山頂に戻り、下山を始めます。
急斜面をゆっくりと歩きました。

志津乗越駐車場に着いた時にはお昼をちょっと過ぎていました。
連休と言う事も有り、いろは坂が混む事を恐れ、すぐに帰路に着きました。

【反省点】
前日雨が降ったのか、低木や草は濡れていて、服がびしょびしょになってしまいました。
更に、靴に水が染み込んで来ます。
最近、靴の浸水が激しい気がします。
栃木百名山登山のメインの軽登山靴…そろそろ寿命でしょうか。
ゴアの軽登山靴は軽いですが、やはり耐久性に難がありますね。

【山行を一言で表すと?】
大展望と咲き乱れる高山植物

鬼怒沼山・黒岩山・物見山

 2008-07-13
【登山日】
2008年7月12日(土)

【天候】
曇り→復路の湿原以降晴れ

【人数】
単独

【目的地】
鬼怒沼山・黒岩山・物見(毘沙門)山

【ルート】
(往路)夫婦渕駐車場→鬼怒沼湿原分岐→鬼怒沼山分岐→鬼怒沼山→鬼怒沼山分岐→黒岩山分岐→黒岩山→
(復路)黒岩山分岐→鬼怒沼山分岐→鬼怒沼湿原分岐→物見山→鬼怒沼湿原分岐→夫婦渕駐車場

【運転】
国道121号線までは何ら問題は無いでしょう。

問題となるのは県道23号線。
駐車場までは舗装道です。
川俣湖辺りまでは一部狭い道も有りますが、基本的に問題となる道はありません。

ですが、川俣湖辺りから崖の様な場所を走り、道も狭いです。
対向車に気をつけなくては成りません。
恐らく黒岩山日帰りを狙われている方は、夜間の運転になると思います。
この狭い道は街灯なんて勿論ありません。
ガードレールにおかれているカラーコーンに反射板がついているので、その情報を基に運転します。
…正直、怖過ぎます。
私の場合、帰りは日があるうちの通行だったのですが、それでも要警戒の道と判断しました。

【感想】
真っ暗な駐車場に車を停めます。
念の為の確認でGPSの電源を入れるととんでもない場所を指していました。
もう一度電源を入れて再度確認をすると、駐車場のウェイポイントを指していて安心しました。
スタートにはやや早いのでゆっくりと準備を始めます。

空を見ると暗いですが、山の稜線が見える位の光量はあります。
久々に使うヘッドランプのスイッチを入れ、歩き始めます。
大きな橋を渡らずに東側を見ると歩道の入口なのですが、しばらく行くと通行止めのゲートがあります。
ついていません…。
後で知るのですが、渡らなかった橋の先に立派な登山口が出来ていました。
恐らく、ここの道は廃道にするのでしょうか。

暗すぎて調査していた道以外の選択肢は、日が空けてからでないと見つけられません。
かなり困った私は、ゲートを念入りにチェックします。
特に工事中という記載は無く、脇に人が通った踏み跡があったので自己責任で踏み跡をたどります。
結局、この道を進んでも支障は無かったですが、帰りは新しい登山口を利用しました。

真っ暗な歩道をヘッドランプの光を頼りに歩きます。
沢の豪快な音が聞こえますが、周囲の状況は良く分かりません。
30分以上位歩いた段階で、薄暗いなりにも周囲が確認できる様に成ったので、ヘッドランプを消します。

八丁湯、加仁湯、日光澤温泉と通過します。
どれだけ秘境の宿なんだろうと想像を膨らましていましたが、車がガンガン停まっていてやや興覚めです。
でも、かなり奥まった所に建っているので、ゆっくりと沢を見ながら一日を過ごし、温泉に漬かるのも悪くなさそうです。
特に日光澤温泉は雰囲気出ていました。

温泉宿を越えると急登が始まりますが、基本的に道は九十九折に成っていたり、木の階段が設けられているので難所はありませんね。
あくまで個人的な感想ですが、湿原を抜けて稜線に出るまで道は過保護です。

鬼怒沼山登山道


湿原を目指し、歩いている最中、日が現れたり隠れたりを繰り返します。
耳をすませると、遠くから風の音。
ある程度天候が荒れている事を覚悟します。
天気予報では午後から回復と言っていたので、これ以上は悪くはならないと思いながら進みます。

湿原に近づくにつれ、道が沢の様に成っています。
昨日の雨の影響か、元々水量の豊富な山域なのか分りませんね。
ここまで広範囲が水没すると流石に歩行に影響が出ます。
鬼怒沼湿原周りの登山道はほとんどがこう言う状況でした。

鬼怒沼山水没


しばらく進むと湿原の木道が現れます。
曇っていて見晴らしはよくないです。
霧に包まれた湿原は好きなのですが、強風によりガスが有り得ないうねりとなり湿原を流れています。
耳には風の轟音。
かなりの恐怖感を感じながらも先に進みます。

鬼怒沼湿原往路


湿原を越えると尾根にでました。
ここから尾根歩きとなります。
東に進んでいくと、鬼怒沼山の分岐がありました。

鬼怒沼山分岐


ここから先は踏み跡とテープを頼りに登ります。
地形図に登山道の記載はありませんが、かなり分りやすいので道迷いの危険性は低いと個人手に感じました。
10分弱も歩けば鬼怒沼山の山頂です。
山頂は木々に囲まれていますが、一部切れ間から展望が期待出来そうです。
ですが、この日は曇りの為何も見えませんでした。

鬼怒沼山


分岐に戻り、黒岩山を目指します。
当初、懸念していたのは、鬼怒沼山から先の状況でした。
あれだけ奥深い山に対して、本当に登山道が刻まれているのかと言う事です。
行って見ての感想としては、かなり踏み跡が明瞭です。
しかも、道にエグれがあり、相当数の人が通っている形跡がありました。
ただ、一部倒木が多いエリアがありました。
木を巻いて通ろうとすると、間違った方向に踏み跡が伸びていてビックリします。
道をはずすとしたらこのタイミング位でしょうか。

黒岩山木


湿度の高い樹林帯をひたすら進みます。
道中は花もちらほら。
私でも同定出来るのは、オサバグサ、ギョリンソウです。
後、下の写真の花が非常に綺麗でした。
私はチングルマだと思い込んでいましたが、チングルマは花びらが5枚みたいなので、明らかに違いますね。
どうやらこの花はゴゼンタチバナと言うようです。

黒岩山謎の花


かなりの距離を歩き、黒岩山分岐に到着します。
道に看板が直起きされていたのでビックリしました。

黒岩山分岐


先程までは踏み跡明瞭な道が続いていましたが、ここから先はテープを頼りに進みます。
しばらく歩くと見晴らしの良い低木帯に突入します。
短い区間ですが、低木のヤブコギの始まりです。
ここから凄まじい量のブユの様な羽虫が大量に居ました。
低木に手をかける度に、大量の羽虫が飛び立ちます。
私の服に当たる際にバチバチと音を立て、服に付きまくります。
もう虫除けとかのレベルではないです。
たまたまでしょうかね。

ただでさえ辛い低木のヤブ、更に虫に行く手を阻まれ、大量に水を蓄えた葉で服はびしょ濡れ。
辛い思いをしましたが、やっと山頂に到着です。
遂に黒岩山の山頂を踏みました。
山頂ではシャクナゲの花が出迎えてくれました。
黒岩山は展望を期待してこの日を選んだのですが、完全な曇りで視界はほぼ有りませんでした。
たまに遠くがチラッと見えますが、すぐに雲に包まれます。
でも、ここまで奥深い山に単独で登頂できた事が大きな満足感となりそんな事は吹っ飛ぶ位気持ちが良かったです。
気象条件が悪かったので、常に恐怖感を覚える山行でしたが、非常に楽しい思い出に成りました。

黒岩山


山頂にも羽虫が多く、あまり居心地は良くありません。
たまに見える遠望も楽しんだので下山を開始します。
低木のヤブと羽虫と戦い分岐まで戻ります。
そして倒木地点を越えて長い復路をひたすら歩きます。

鬼怒沼山分岐を過ぎた辺りで立ちながらおにぎりを口に入れている時に、正面から人の声が。
本日始めて人に遭遇しました。
男性二人、女性一人の三人でした。
食べてたので、どもりながら挨拶だけしたのですが、先頭の男性に鬼怒沼山はどこですかと質問されます。
正面に見えるのがそうですよと答えると、三人は鬼怒沼山に向っていきました。
物見山下山後、二たび三人に会い、ゆっくり話す事が出来ました。

鬼怒沼湿原分岐まで来て考えます。
確かに疲労は溜まっていますが、この先の物見山まで往復すると掛かって一時間。
風もおさまり、天候も回復の兆し。
物見山に向います。

前にも書きましたが、湿原近くの道は沢の様に成っています。
物見山までの道も例外ではなく、かなり歩き難いです。
水が吐ければなんて事無い道なのでしょうが、かなりルーファン力が問われる(笑)歩きに成ってしまいました。

山頂付近で女性の集団に出会います。
湿原で数人の方と話した時に気付くのですが、この日は鬼怒沼湿原までは群馬の大清水から物見山を越えてこられる方が多かったです。
そして、山頂に到着。
三角点は無かったので、山名板の前で記念撮影しました。

物見山


鬼怒沼湿原の分岐まで戻り、湿原を見ると数人のハイカーが歩いています。
田代山湿原と比べると圧倒的に少ないです。
ちょろっと気分ではここまで来れませんからね。
団体の姿はほとんど無く、歩き慣れている方が多い印象を受けました。
湿原に入ってすぐ、夫婦の方が花を見ていたので「珍しい花でも咲いていましたか?」と話し掛けて見ました。
湿原で、写真撮影に夢中になりながら歩いていたので、このご夫婦と抜きつ抜かれつで湿原を通過する事になります。

湿原は往路とは違い、復路は太陽は見えないものの、青空が見えていました。
風もおさまり、のどかな湿原は非常に綺麗でした。

物見山湿原


花も沢山見られます。
ワタスゲ(終わり気味)、タテヤマリンドウ、コバイケイソウは私でも同定可能。
他の花は良く分かりません。
いくつか写真をアップします。
有知識者の方、ご教授下さると嬉しいです。

写真1(ピンボケですみません)ハクサンチドリ
鬼怒沼湿原花1

写真2
鬼怒沼湿原花2

写真3 チングルマ
鬼怒沼湿原花3

写真4 サラサドウダン
鬼怒沼湿原花4


湿原を後にして下山するのですが、とにかく辛かったです。
歩行速度は下がりなかなか思うように歩けません。
休んでもほぼ立ちっぱなしだった為、かなり足に来てます。

沢の様に成った登山道をひたすら歩き、オロオソロシの滝展望台まで来た時はほっとしました。
後は駐車場まで歩けばいいだけなので、散歩気分です。
ヒナタオソロシの滝に向うつり橋も意味も無く渡ってみました。

物見山つり橋


温泉宿まで来ると、ガンガン観光客が押し寄せています。
バスでやって来る大量の高年者グループ、普段着サンダルの若いグループ、登山装備のグループなどなど。
色々な方を見かけました。

そのうちの1グループで、大きな大木を見上げて話をしている女性3人組の登山者と話しました。
植物に興味を持ち始めている私は、何を見ているのかと聞くと大木の種類がわからないとの事。
私も全然分かりません。(笑)
でも、良く見ると本当に大きくて…もし何の木か知っていたらもっと違う目線で見えるんだろうなと感じました。
この三人は、これから日光澤温泉に泊まって、日曜日に鬼怒沼山を目指すそうです。
湿原の花が目当てとか。
花を巡る山旅も悪くないなと正直思いました。
今まで風景の一部としてしか見ていなかったのですが、花を知り出すと今より数倍山が楽しくなる気がするので。

往路は気付かなかった新登山口を通り下山です。
こちらの方が従来の登山口よりも距離短縮になり、それ以上に綺麗なつり橋も渡れるので楽しいです。

物見山下山


栃木百名山、最長のロングコースと成りました。
GPSのログを確認すると、全行程34kmの山歩きと成りました。
日帰りする山では無いですね。

【反省点】
私の予測の範囲内で山行は展開されましたが、往路は見積もりの最悪側が全て出たような条件と成ってしまいました。
特に天気ですね。
大展望の黒岩山を少しでも満喫したいと思い、晴れのち曇り予報の日を狙ったのですが、晴れどころか曇り+やや強めの風(平地なら強風)と言った状況でした。
まあ、自然現象ばかりはどうにも出来ないので仕方無いですね。

【山行を一言で表すと?】
水に恵まれた”うるおった”山域

田代山・帝釈山・台倉高山

 2008-07-06
【登山日】
2008年7月5日(土)

【天候】
晴れ→曇り(ガス)

【人数】
単独

【目的地】
田代山・帝釈山・台倉高山

【ルート】
猿倉登山口→田代山頂標識(下山時は南側木道)→太子堂→帝釈山→馬坂峠→台倉高山(ピストン)

【運転】
国道352号線までは何ら問題ありません。
県道350号線を行き、しらかば公園キャンプ場を過ぎた辺りから未舗装のダート道が始まります。
多分11km位あると思います。
道幅は狭く、ガードレールの類はほぼ無いので危険な道です。
特にすれ違いの際には細心の注意が必要ですね。
できれば通りたくない道です…。
ですが、本日はロングコースを歩く予定なので運転を頑張るしかありません。
ガタガタ揺れながら猿倉登山口に着きました。

帰り道、何台かの車に先頭を譲りましたが、皆さんかなりスピードを出して走ってますね。
大丈夫なんでしょうか?

【感想】
3月に大佐飛山を登った時に、一人の山の猛者と出会いました。
「「山頂渉猟」を追って」と言うサイトの管理人さんでした。
(詳しい事は上記サイトの大佐飛山の記録を読んでください。私も登場します。(笑))
この山の猛者の口から、「登山道の無い頃の台倉高山は大変だった。」との事。
以来、台倉高山は興味の対象となっていました。
現在は登山道が整備されて、簡単に登れる山の一つの様です。
馬坂峠からなら、ちょろっと感覚ですね。
でもせっかく想いを馳せていた山なのに、それではあまりに物足りないです。
現在ではヤブはムリ(と言うか夏のヤブは嫌です)ですが、田代山から歩くとそれなりのロングコースへと変貌します。
よって、田代山→帝釈山→台倉高山の縦走を決意します。

猿倉登山口に着くと、一台も車がありません。
私が一番乗りの様です。

九十九折の急斜面を登っていくと木道が出現します。
小田代湿原です。
一面にワタスゲが群生していました。
他にも沢山花があり、写真撮影に夢中になってしまいました。

田代山小田代


更に進むと、木道が現れて目の前に一面の青空が広がります。
台地状の地形に出ました。
田代山湿原です。

この広い湿原に居るのは、恐らく私一人でしょう。
無風に近い穏やかな風が聴覚と嗅覚を満たし、湿原の緑と花達、更に目の前の会津駒ケ岳をはじめとする福島が誇る名山達が視覚を満たしてくれます。
何と言う絶景でしょうか。
もはや言葉による表現は不可能です。

田代山湿原


木道を歩くと田代山頂の標識がありました。
本来は太子堂のある所が1番高い場所の様ですが、私はここで登頂記念の写真をとりました。

田代山


太子堂を越えると尾根をトラバースする樹林帯の登山道です。
平地と同じ感覚で歩けます。
よく言えば歩き易く、悪く言えば面白みが無いですね。

帝釈山登山道


帝釈山頂に近づくにつれ、低木と岩が出現します。
ですが、かなり手入れが行き届いています。

岩尾根に出てしばらく歩くと、帝釈山頂に到着です。
私が山頂に立った時は、他の登山者が居なかった為、かなりゆっくりと展望を楽しめました。

帝釈山


馬坂峠を目指し、下山を開始します。
それにしても登山道の手入れが行き届いています。
…行き届きすぎな位です。

帝釈山階段


馬坂峠に到着します。
着くなり、年配のご夫婦と若い女性二人の集団に話し掛けられました。
私がこの時間帯に下山してきた事にビックリしているようです。
話の中で、馬坂林道の情報を頂きました。
どうやら14km近くのダート道の模様。
かなり怖い思いをして運転してきたとの事でした。

台倉高山まで2時間の標識を確認し、山頂を目指します。
完璧なまでに登山道が整備されています。
ピークをトラバースするように登山道が形成されていて、当初の見積もりより体力の消耗が少なかったです。
でも、所々にヤブ山時代の片鱗が見えました。

途中、三段田代と標識のある湿原ではタテヤマリンドウが群生していました。
青い花がとても綺麗でした。

台倉高山タテヤマリンドウ


山頂に到着です。
非常に展望の良い山ですね。
登山道が無い時代に登った登山者は、苦難の末にこの景色を見たんでしょうね。
私はヤブコギの苦悩は無いものの、ロングコースを歩ききった充実感を調味料に、この景色を楽しみました。
最高に気持ちが良かったです。

台倉高山


前々から意識していた引馬峠方面を確認します。
完全な笹薮でした。
ここから先はかなりの覚悟が要りそうですね。
疲れが溜まっている私の体力では確実に進むのはムリです。

下山時はかなりの登山者に会いました。
ご夫婦登山が多いようですね。
団体さんも1組おりました。

道中、夫婦の登山者のご婦人が何かを撮影していました。
何を撮影しているのですかと訊ねると、オサバグサを撮影しているとの事。
道中、見たことも無い白い花が沢山咲いているなと思っておりましたが、非常に珍しい植物のようですね。

台倉高山オサバグサ


馬坂峠に着くと、既に駐車場は満車状態でした。
東側は既に濃いガスに包まれています。
とにかく急ぎます。

道中、覚えたてのオサバグサの群生を楽しみながら進みます。
復路は沢山の人に会いました。

帝釈山オサバグサ群生


田代山湿原につく頃には、湿原の東側からガスが立ち込めていました。
危険なので足早に下山します。
それにしても、下山時の湿原は人だらけでした。
本当に人が多い!
往路では全身で湿原を感じる事が出来ましたが、復路はそれ所ではありません。
特に目がつくのは団体です。
尾瀬の悲劇を、せめてここでは繰り返して欲しく無いものです。

田代山を下山時、沢山の人に会いました。
往路は全く人に会いませんでしたが、復路はとにかく人に会う山行でした。

【反省点】
植物の知識不足です。
せっかく目の前に沢山の花があると言うのにちっとも種類がわかりません。
非常にもったいない事をしているなと思いました。

仲間内で登ってた頃は、誰も花に対して興味を持っていなかった為、植物に目が行く事がほとんど有りませんでした。
ですが、現在は単独行を覚えたのでその辺の自由度も高い。
植物の勉強もしたいなと思いました。

【山行を一言で表すと?】
沢山の花に恵まれた山行
(見た花の写真を全種類アップしたかったのですが、あまりに多くてメンドクサイ為、割愛です。)

前白根山・錫ヶ岳・五色山

 2008-07-01
【登山日】
2008年6月28日(土)

【天候】
晴れ→曇り

【人数】
単独

【目的地】
前白根山、錫ヶ岳、(五色山:寄り道)

【ルート】
(往路)湯元スキー場駐車場→前白根山→白根隠山→白檜岳→錫ヶ岳
(復路)→水場→白檜岳→白根隠山→前白根山→五色山→国境平→湯元スキー場駐車場

錫ヶ岳ルート


【運転】
広い舗装の2車線しか通りません。
問題点は特に無いですね。

個人的感覚ですが、奥日光はよそ見運転やノロノロ運転が多い気がします。
風景を見ながら運転しているのでしょうか?
もらい事故に気をつけたい所です。

【感想】
西から低気圧がちょっかいを出しているものの、夜までは大気の状態は持ちそう。
好天は期待出来なさそうですが、風が弱い(前回は強風で敗退)と言うのが背中を押しました。
錫ヶ岳に挑戦です。

奥日光に着いてみると、青空が見えます。
好天は全く期待していなかったので非常に幸運を感じました。
湯元スキー場駐車場に車を停めて、準備をします。

昨日雨だったからか、キャンプ場は殺風景です。
そしてゲレンデを歩きます。
穏やかな天候の中、人の気配の無い中を黙々と歩きます。

前白根山ゲレンデ2


リフトの終点から前半の難所である、外山の急登に挑みます。
体が起きていない状況だとこの急斜面は辛いですね。
しかも、登山道は若干荒れ気味なので歩き難いです。
でも、途中で群生していた赤い花に癒されながら、急登を通過しました。

前白根山赤い花


外山外輪から前白根山までは、緩やかなな道→ややキツイ登りと感じました。
でも、外山の急登を超えた後なので、非常に楽に感じました。
後、前回沢山あった残雪はほぼ溶けていました。
そして、前白根山頂に着きます。
奥白根山がくっきり見える絶景です。

前白根山2


GPSを確認すると看板から少し離れた位置が山頂になっています。
GPSが示している山頂を遠目から見ると、ケルンが見えました。
近いので行ってみると、ケルンに中型の鳥がとまっていて、こちらを見つめていました。
接近してもなかなか逃げ無いんですよね。
ほのぼのした光景に非常に心癒されました。

前白根山鳥


ガレ場を歩き、白根隠山を目指します。
避難小屋分岐を超えると、怪しい小屋を発見しました。
その脇では単独行の男性が写真をとっています。
この男性がここは地震の観測所ですよと教えてくれました。
それにても、怪しい広告看板で作られています…。

白根隠山地震観測所


この男性、この時間にここに居ると言う事はもしや錫ヶ岳が目的地?と思い質問してみると、やっぱりそうでした。
結局、この日錫ヶ岳に向った人は私とこの男性だけだと思います。

先に進むと、道が目の前の白根隠山をトラバースするようについていました。
どう見ても巻道です。
実はこの巻道に行くのではなく、直進が正規ルートでした。(復路で確認しました)
道は僅かな樹木が覆い隠されていますが、木々の間に踏み跡があります。
私はそれに気付かずにトラバース道を進んでしまいました。

笹原にうっすらとついた踏み跡。
前日雨だった為に笹が雨で濡れていて、非常に滑ります。
この辺は登山道の記載が無いので、バリエーションなんだろうなぁと思いながら進んでいきます。
白根隠山頂から南東に伸びる尾根近辺に来た時に不安がよぎります。
嫌な予感がするので、一度白根隠山頂に上がる事を決意。
道の無い斜面をよじ登りました。
そして白根隠山山頂まで行くと、はっきりとした踏み跡を再度発見しました。

白根隠山


白根隠山頂を先に進むと、ガレの急斜面を降ります。
ガレの下は崩れやすい砂なので、通過には注意を払います。

この先は尾根を境に、南側斜面が笹ヤブ、北側斜面が低木帯と言う印象を受けました。
興味深い景色で、一見の価値ありです。

白檜岳尾根


そして、白檜岳山頂に到着です。
白檜岳周辺は笹薮が特徴的でした。
ヤブの状況としては膝丈位の長さです。
自分の背を越える様な視界を奪われるヤブは、ほんの一部区間しか有りませんでした。
なので、読図が出来ないという状況に陥る事は終始無かったです。

白檜岳


山頂を少し過ぎたところで錫ヶ岳が一望出来ました。
白檜岳まで結構歩いているのですが、錫ヶ岳はまだまだ遠いです。
本当に奥深い山ですね。

錫ヶ岳遠望


しばらくは笹と低木に苦しめられます。
でも、シャクナゲが非常に綺麗で、癒されました。

錫ヶ岳シャクナゲ


少し歩くと今までと景色は打って変わり、樹林帯が続きます。
樹林帯は今までより歩きやすいです。
しかし、残雪が出現しだします。
良く締まっていたので踏み抜きの危険性は無いのですが、樹林帯にはヤブは無いので恩恵に与れず、ただ歩き難いだけでした。

錫ヶ岳残雪


白檜岳から二つめの鞍部に幕営に適当な場所がありました。
水場まで一分の標識もあり、1泊二日で錫ヶ岳を目指す方はここを中継地点にするんでしょうね。

錫ヶ岳テン場


ここから先は低木とヤブが行く手を阻むキツイ登りです。
これを越えれば錫ヶ岳の山頂が待って居ます

錫ヶ岳登り


とうとう山頂に到着しました。
錫ヶ岳のてっぺんに立つ事が出来ました。
感動です。

錫ヶ岳


もうこの頃は曇りだしていたので、唯一展望の期待できそうな南東側も視界は無かったです。
でも満足です。
ゆっくりとおにぎりを食べ、小休止です。
小休止中、離れた木にプレートが設置してあるのが見えました。
近づいてみると山名板でした。
足元には三角点があるではないですか。
近接した場所に二つ?
この時点での私の予測は、新しい三角点を設置したけど、古い三角点は掘り起こさないで放置しっぱなしに成っているのかと思いました。
しかし、自宅に帰ってネットで調べてみると、最初に見たのは御料局の三角点で、笹ヤブに埋もれていたのは国土地理院の三角点でした。

御料局の三角点。
錫ヶ岳御料局三角点


国土地理院の三角点。
錫ヶ岳国土地理院三角点


大分ゆっくり休んだので下山に取り掛かります。
しばらく降りると、地震観測所で会った単独の男性が登ってきました。
ここまで来るのに何度も道を見失ったそうです。
もっと鮮明に踏み跡があると見積もっていたようです。
私は思っていた以上にハッキリした踏み跡があると感じたのですが…やはり感じ方は人それぞれかもしれません。

往路で気に成った、水場に立ち寄る。
私が行った時は水量が少なかったです。

錫ヶ岳水場


復路はガスに包まれると言う不安な状況で歩き続けました。
特に白檜岳周辺が視界が悪く怖かったですね。

白檜岳ガス


復路でガスが出た時に真っ先に白根隠山周辺が危険と予測しましたが、現場に近づくにつれガスは薄くなり、しかも時折青空が出だしました。
左手には奥白根山を望む事が出来ました。

地震観測所を過ぎれば、今までとはうって変わって人が沢山居ます。
ここまで来ると、一気に緊張感が溶けます。
その時私が思った事は、「帰って来た!」です。
この辺りは森林限界を超えた十分な奥地なのですが、錫ヶ岳にはそれすらも下界に近いと思わせますね。

前白根山頂まで来ると、まだ下山には早いです。
幾らモタモタしているといろは坂が込むと言っても、せっかく奥日光に来たのでもっと楽しみたいです。
距離も近く、かつ湯元に戻りやすいと言う事で、まだ登った事の無い五色山を目指します。

道中は五色沼と奥白根が一緒に眺められます。
かなりの絶景ですよ。

五色山展望


この辺の登山者は、新品の綺麗なザックに、ブランド服の方が多いですね。
完璧な温度差を感じながら歩きます。
しかも挨拶しても無反応ですね。
別に返してもらう事を期待している訳ではないですが、会釈位あっても良いのではと思いました。

五色山頂に到着です。
山頂も見晴らしは良いのですが、それまでの尾根歩きの方が五色沼がよく見えるので個人的には良いなと思いました。

五色山


山頂でしばらく休んで、湯元を目指します。
山頂から伸びる登山道で下山したのですが、ここにはまだ残雪が残っています。
一箇所、急な斜面に残雪が廊下を作っていました。
かなり危険を感じました。
勿論アイゼン必須です。

五色山下山


それにしても、こちらの登山道は”相当”荒れています。
膝によくないですね。
そんな登山道を歩き、遂に登山口に着きました。
車は湯元スキー場駐車場に停めているので、アスファルトの道を歩きます。
途中に沢があったので、靴、スパッツ、ストックの泥を落としました。

湯元の温泉街をヨレヨレの姿で歩くのは結構恥ずかしいですね。(笑
みんな普段着で、楽しそうに歩いています。
そんな事を思いながら、駐車場に到着しました。
疲れましたが、非常に楽しい山行でした。

【反省点】
前日雨降ってた事を知りませんでした。
そんな状態でヤブに入ったので、濡れまくり酷い目にあいました。
特に靴ですね。
スパッツをつけていたのですが、スパッツがびしょびしょに成ると、靴までしみてくる訳でして。
しかも、この日の湿度は恐ろしく高かったです。
下山後、靴を脱いだら足がふやけていました。
まあ、しょうがないんですけど、せめて予測していたかったです。
知らずに経験するのと、予測して経験するのとではえらく違いがありますので。

【山行を一言で表すと?】
登山のほとんどの要素が楽しめる名ルート

金精山・温泉ヶ岳・根名草山

 2008-06-17
【登山日】
2008年6月15日(日)

【天候】
晴れ→根名草山下山時曇り

【人数】
単独

【目的地】
金精山・温泉ヶ岳・根名草山

【ルート】
金精トンネル入口→金精峠→金精山→金精峠→温泉ヶ岳→根名草山→金精峠→金精トンネル入口

【運転】
舗装の2車線しか通りません。
問題点は特に無いですね。

【感想】
金精トンネルの駐車場から金精峠を目指します。
道は荒れておりますが、木の階段が設けられています。
恐らくこの木の階段が無いとこの登山道は崩壊一直線でしょうね。
各所に崩壊地があったので、地盤も緩いのでしょうか。
それとも大量の雪による雪崩で地面が削られるのでしょうか。
そんな事を考えながら歩いていると、カモシカに遭遇です。
普通、カモシカは顔を180度曲げてこちらを伺い、警戒の姿勢をとるはずなのですが、このカモシカは近距離なのにも関わらず私に完全に背中を向け、草を食べ始めました。
人間慣れしてしまっているのでしょうか。
そう考えると悲しいですね。

金精山カモシカ


この道は木製の階段やロープが設けられている急な斜面なので、危険度が高い道だと思いました。

金精山道中


やっと急登を上り終えると、金精峠に到着です。
目の前に見える赤い屋根は金精神社ですね。
御神体を見るために、失礼しますと手を合わせ中を覗き込みました。
なるほど・・・・これが弓削道鏡の男性器ですね。

金精山金精神社


目の前にそり立つ岸壁。
金精山に取り付きます。
若干北側にトラバースして登山道は続きますが、狭い上に崖側は切れ落ちています。
かなり危険です。
そして各所にハシゴやロープがあります。
体力が無い人や、山を始めたばかりの方は近寄らない方が賢明でしょう。
晴れてればまだしも、雨や強風などが重なれば滑落が起きても何ら不思議ではないですし、この道で滑落したらただではすまないと言うのは素人の私が見ても分かります。

金精山ハシゴ場


慎重に登山道を進み、遂に山頂に到着です。
日光ファミリーが良く見える大展望ですね。

金精山

金精山


慎重に下山します。
やっぱり登りよりも降りの方がはるかに怖いですね。
危険地帯を過ぎると、ほっとしました。
平坦な尾根ではシャクナゲが綺麗に咲いており、心が和みました。

金精山シャクナゲ


一度峠に戻り、次の目的地である温泉ヶ岳を目指す。
ここでもシャクナゲが出迎えてくれます。
ヤブコギや、残雪期の踏み抜きで嫌な思い出もたくさん有りますが、こう言う綺麗な花を見るとそんな事も帳消しになりますね。

温泉ヶ岳シャクナゲ


徐々に高度を上げていくと、残雪が多くなります。
温泉ヶ岳の分岐近くでは完全に残雪に包まれた世界でした。
赤テープを見失わないように歩けば問題は無いでしょう。

温泉ヶ岳残雪


山頂直下で二人組の男性を男性を追い抜き、山頂に到着です。
福島や群馬の山々が良く見えて、展望もよいですね。
燧ケ岳やこれから向う根名草山の頭が見えました。
しばらくすると二人が山頂にやってきたので、少し山話をさせてもらいました。
かなり山を歩かれているお二人の様で、色々と参考になる話を聞かせてもらいました。

温泉ヶ岳

温泉ヶ岳展望


次なる目的地、根名草山に向います。
もと来た道を戻り分岐まで戻ろうとしたのですが、何も考えず歩いてしまい分岐を通り越す。
GPSに助けられました。

残雪を歩きつづけると、笹ヤブが待って居ました。
ヤブコギですよ・・・。
しかも、途中刈られているところがあるのですが、茎が中途半端に残っており、歩き難い&すべる。
かなりてこずりました。

根名草山ササ


しばらく歩くと、また残雪が出現します。
緩やかな道を歩いていると前方から男性が下山してきました。
良く見ると見覚えが・・・。
そう、社山であった関東百名山を目指されている若い男性の単独行者でした。
凄い偶然でビックリしました。
以前会った時にネットが使える環境ではないと聞いていたのですが、今回は運命を感じたのでこのブログを紹介してみました。
ああいう精力的に活動されている方と情報交換出来る場としてこのブログが機能し出すと管理者冥利に尽きるんですけどね。

しばらく進むと念仏平非難小屋が見えました。
立派な小屋ですね。
中をチェックしてみようと扉を開けようとしたのですが、開け方が分かりませんでした。
良く見ると、向って左側に小さなくぼみが。
ちょっと分かり難いですね。

根名草山念仏平非難小屋


それにしても残雪が多いです。
そして、木が行く手を阻むので進み難いですね。
あと、非難小屋と山頂の間で一箇所道迷いしやすい場所がありました。
私はこの地点でテープを見失いましたが、地形図が頭に入っていたのと、近くにいた夫婦のハイカーがテープを見つけてくれたので何ら問題なく通過出来ました。

根名草山残雪


そして山頂に到着です。
鬼怒沼山方面の展望が綺麗ですね。
しばらくすると追い抜いた単独行の男性と前述の夫婦が上がってこられました。

根名草山

根名草山展望


山頂で少し話をして下山です。
復路はゆっくりと歩きました。
何故なら、久々に残雪の道を長く歩けるからです。
下界では雪なんてみんな意識していないのに、私の目の前に広がるのは雪に埋もれた非現実的な世界。
踏み締める様に下山しました。

【反省点】
ちょっとおしゃべりが過ぎました。
根名草山の下山時に、ご夫婦の方と喋りまくって下山してしまい、自分のペースを見失ってしまいました。
ハイカーの方とお話しするのは山の楽しみの一つなのですが、単独で山に入っている理由の一つに、山とガチで向かい合うという考え方があります。
これは私にとって非常に重要です。
喋らないと言う訳ではないですが、ちょっと考えなければいけないなと感じました。

【山行を一言で表すと?】
久々に長い残雪の道を歩く
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