金精山・温泉ヶ岳・根名草山
2008-06-17
【登山日】2008年6月15日(日)
【天候】
晴れ→根名草山下山時曇り
【人数】
単独
【目的地】
金精山・温泉ヶ岳・根名草山
【ルート】
金精トンネル入口→金精峠→金精山→金精峠→温泉ヶ岳→根名草山→金精峠→金精トンネル入口
【運転】
舗装の2車線しか通りません。
問題点は特に無いですね。
【感想】
金精トンネルの駐車場から金精峠を目指します。
道は荒れておりますが、木の階段が設けられています。
恐らくこの木の階段が無いとこの登山道は崩壊一直線でしょうね。
各所に崩壊地があったので、地盤も緩いのでしょうか。
それとも大量の雪による雪崩で地面が削られるのでしょうか。
そんな事を考えながら歩いていると、カモシカに遭遇です。
普通、カモシカは顔を180度曲げてこちらを伺い、警戒の姿勢をとるはずなのですが、このカモシカは近距離なのにも関わらず私に完全に背中を向け、草を食べ始めました。
人間慣れしてしまっているのでしょうか。
そう考えると悲しいですね。

この道は木製の階段やロープが設けられている急な斜面なので、危険度が高い道だと思いました。

やっと急登を上り終えると、金精峠に到着です。
目の前に見える赤い屋根は金精神社ですね。
御神体を見るために、失礼しますと手を合わせ中を覗き込みました。
なるほど・・・・これが弓削道鏡の男性器ですね。

目の前にそり立つ岸壁。
金精山に取り付きます。
若干北側にトラバースして登山道は続きますが、狭い上に崖側は切れ落ちています。
かなり危険です。
そして各所にハシゴやロープがあります。
体力が無い人や、山を始めたばかりの方は近寄らない方が賢明でしょう。
晴れてればまだしも、雨や強風などが重なれば滑落が起きても何ら不思議ではないですし、この道で滑落したらただではすまないと言うのは素人の私が見ても分かります。

慎重に登山道を進み、遂に山頂に到着です。
日光ファミリーが良く見える大展望ですね。


慎重に下山します。
やっぱり登りよりも降りの方がはるかに怖いですね。
危険地帯を過ぎると、ほっとしました。
平坦な尾根ではシャクナゲが綺麗に咲いており、心が和みました。

一度峠に戻り、次の目的地である温泉ヶ岳を目指す。
ここでもシャクナゲが出迎えてくれます。
ヤブコギや、残雪期の踏み抜きで嫌な思い出もたくさん有りますが、こう言う綺麗な花を見るとそんな事も帳消しになりますね。

徐々に高度を上げていくと、残雪が多くなります。
温泉ヶ岳の分岐近くでは完全に残雪に包まれた世界でした。
赤テープを見失わないように歩けば問題は無いでしょう。

山頂直下で二人組の男性を男性を追い抜き、山頂に到着です。
福島や群馬の山々が良く見えて、展望もよいですね。
燧ケ岳やこれから向う根名草山の頭が見えました。
しばらくすると二人が山頂にやってきたので、少し山話をさせてもらいました。
かなり山を歩かれているお二人の様で、色々と参考になる話を聞かせてもらいました。


次なる目的地、根名草山に向います。
もと来た道を戻り分岐まで戻ろうとしたのですが、何も考えず歩いてしまい分岐を通り越す。
GPSに助けられました。
残雪を歩きつづけると、笹ヤブが待って居ました。
ヤブコギですよ・・・。
しかも、途中刈られているところがあるのですが、茎が中途半端に残っており、歩き難い&すべる。
かなりてこずりました。

しばらく歩くと、また残雪が出現します。
緩やかな道を歩いていると前方から男性が下山してきました。
良く見ると見覚えが・・・。
そう、社山であった関東百名山を目指されている若い男性の単独行者でした。
凄い偶然でビックリしました。
以前会った時にネットが使える環境ではないと聞いていたのですが、今回は運命を感じたのでこのブログを紹介してみました。
ああいう精力的に活動されている方と情報交換出来る場としてこのブログが機能し出すと管理者冥利に尽きるんですけどね。
しばらく進むと念仏平非難小屋が見えました。
立派な小屋ですね。
中をチェックしてみようと扉を開けようとしたのですが、開け方が分かりませんでした。
良く見ると、向って左側に小さなくぼみが。
ちょっと分かり難いですね。

それにしても残雪が多いです。
そして、木が行く手を阻むので進み難いですね。
あと、非難小屋と山頂の間で一箇所道迷いしやすい場所がありました。
私はこの地点でテープを見失いましたが、地形図が頭に入っていたのと、近くにいた夫婦のハイカーがテープを見つけてくれたので何ら問題なく通過出来ました。

そして山頂に到着です。
鬼怒沼山方面の展望が綺麗ですね。
しばらくすると追い抜いた単独行の男性と前述の夫婦が上がってこられました。


山頂で少し話をして下山です。
復路はゆっくりと歩きました。
何故なら、久々に残雪の道を長く歩けるからです。
下界では雪なんてみんな意識していないのに、私の目の前に広がるのは雪に埋もれた非現実的な世界。
踏み締める様に下山しました。
【反省点】
ちょっとおしゃべりが過ぎました。
根名草山の下山時に、ご夫婦の方と喋りまくって下山してしまい、自分のペースを見失ってしまいました。
ハイカーの方とお話しするのは山の楽しみの一つなのですが、単独で山に入っている理由の一つに、山とガチで向かい合うという考え方があります。
これは私にとって非常に重要です。
喋らないと言う訳ではないですが、ちょっと考えなければいけないなと感じました。
【山行を一言で表すと?】
久々に長い残雪の道を歩く
前白根山・外山・赤薙山・丸山
2008-06-17
【登山日】2008年6月14日(土)
【天候】
晴れ
【人数】
単独
【目的地】
前白根山・(錫ヶ岳:強風にて敗退)・外山・赤薙山・丸山
【ルート】
・前白根山、外山
湯元スキー場駐車場→前白根山→外山→湯元スキー場駐車場
・赤薙山、丸山
霜降高原第3駐車場→キスゲ平→赤薙山→赤薙奥社跡→赤薙山頂巻き道→キスゲ平
→丸山→八平ヶ原→霜降高原第3駐車場
【運転】
・湯元スキー場駐車場まで
舗装2車線しか通りません。
何ら問題無いです。
・霜降高原第3駐車場まで
舗装2車線しか通りません。
一つだけ懸念点を挙げると、県道169号は運転が荒い車またはバイクを良く見かけました。
カーブが多いので、対向車に荒い運転をされるとかなり恐怖でした。
【感想】
・前白根山、外山
錫ヶ岳を目指す為に、湯元スキー場駐車場を日の出と共に出発します。
個人的には万全で望んでいたのですが、ただ一つ懸念点があります。
それは周囲の木が風によって大きくなびいています。
家を出る時は気象は安定していましたし、天気予報でもここまで崩れる予報ではありませんでした。
しかし、奥日光に着くと風が強く吹いていました。
今日は2000m級の森林限界を超えた尾根を歩く事を考えると状況は良くありません。
とりあえず難所の一つである、外山外輪まで続く急登を体験して、歩ける所まで歩いてみようと言う気持ちで出発しました。
人気の無いゲレンデを一人で歩きます。
天気は快晴。
ですが歩いていると、ゴゴゴゴゴ・・・と無気味な音が遠くから聞こえます。
嫌な予感を感じつつ、ゲレンデの終点の木に反射板が取り付けられた場所までやって来ます。
これから錫が岳までの難所、外山の急登が始まります。

この急登の問題点は道が荒れている事ですね。
ガレや木の根、そしてなによりえぐれた道がかなり歩き難いです。
体が温まる前にこの道は結構辛いですね。

急登が終わると緩やかな尾根歩きが始まりました。
ここまで来れば、アップダウンは有りますが尾根歩きです。
一つ課題をクリアした安堵感が込み上げて来ます。

歩きやすい尾根を黙々と歩く。
これまでの道中、風の音がだんだんと大きくなります。
風は体にあたりますが、まあ許容範囲です。
もしかすると、心配し過ぎで実はいけちゃうかも!?と思いつつも先に進みます。
途中残雪地帯が何箇所かありました。
アイゼンは「要る」と言っておきます。
滑落したら、氷の斜面を転げ落ちます。

そして、奥白根が望める尾根に出た途端、凄まじい強風に襲われます。
テレビの台風中継で、アナウンサーがよろめきながら報道をしている光景を見ますが、あの状況以上の風・・・いや突風が吹いていました。
私はたまらず前傾姿勢をとって歩きますが、常時強風で前が見れません。
そして断続的に来る突風により、前傾姿勢でありながらも体が後ろに持って行かれます。
前方を見ると、ピークに山名板が見えました。
前白根山頂です。
後数百メートルかつ、滑落しそうな場所も無いので頑張って進む事にします。
前白根山頂を踏んでの撤退を決意しました。
奥白根には雲が有り得ない速度でひっきりなしにぶつかっています。
群馬県側にはドス黒い雲が見え、更に恐怖感が募ります。

本来なら快適な尾根歩きであった筈なのに、とんでもない尾根歩きに成ってしまいました。
誰もいない尾根で、木のきしむ音、風切り音が不気味に聞こえます。
恐怖・・・それしか感じる事ができません。
ダブルストックを持っていると、姿勢を下げられず、重心が高くなるのでしまいたいのですが、しまうと言う行為すら躊躇したくなる風です。
両方のストックを片手にもち、はう様に前白根山頂に到着しました。
ですが、なかなか直立して写真が撮れません。
時折来る突風は、両手でカメラを構えている私の体を容赦なく襲いつづけます。
どうにか風の合間をぬって、撮影を終えます。
逃げるように下山しました。

ちょっと尾根を進むと嘘のように風は弱くなります。
こうも違うのかと感心しながらも歩きます。
そして、外山に向います。
道はシャクナゲのヤブでした。
道中、シャクナゲが綺麗に咲いています。
見頃の時に来ると一面シャクナゲが咲き乱れるのでしょうかね。

ヤブコギしながら進むと外山山頂に着きました。
狭いですが、シャクナゲの花が出迎えてくれました。

復路では何人かの登山者に会いました。
こんな早くに降りて来る私を不思議がって話し掛けてくる方が多かったです。
強風で撤退してきた事を告げると、皆さん半信半疑の様です。
私の話だけでは誰一人として下山しませんでしたが、この天候で奥白根まで行った人は居るのでしょうかね。
駐車場で後ろを振り返ると山が雲に包まれていました。
まさかここまで荒れるとは思いませんでした。

・赤薙山、丸山
車で湯元から離れると天気は良好です。
風も若干強いかな程度。
このまま家に直行は勿体無いので、戦場ヶ原を歩こうかなと様子を見ます。
・・・なんて量のハイカーでしょう・・・。
ハイカーが身に付けている、シグナルカラー全開の装備がここまで集うと目が痛く成ります。
速攻で戦場ヶ原を諦め、未踏の赤薙山を目指す事にします。
全く予定していませんでしたが、エアリア持ってきていますし、踏み跡しっかりしている事は調べてあったので行ってみる事にしました。
駐車場で今日歩くコースの概要を決めスタートです。
大型バスも見え、たくさんのハイカーが集まっています。
驚いたのは、一般観光客ならまだしも、ハイカーのリフト利用者が結構居る事ですね。

ゆっくりと踏み荒らされて歩き難い登山道を歩き始めます。
しかも人が多く、抜いても抜いても人が現れます。
でも、ツツジが綺麗に咲いていて目を楽しませてくれました。

キスゲ平は人で賑わっています。
サンダル履きの一般観光客や、小さな子供もちらほら見かけます。
しかもほぼ無風。
あの地獄の尾根を経験した数時間後にこのマッタリした空気はギャップが大き過ぎますね。

焼石金剛まで登ってくると、眼下には絶景が広がります。
青空に小さな雲がプカプカと浮かんでおり、遠くの山まで見通せます。

焼石金剛から先は樹林帯となります。
急な登りとなり、先ほどと比べると登ってくる人も圧倒的に少なくなります。

そして山頂に到着。
神社がありました。
小さな男の子もお母さんと一緒に山頂まで来ていました。
きっと良い思い出に成ったでしょうね。
彼には小さいうちからもっとホンモノを見て貰いたいものです。
そして体を鍛えるだけでなく、鋭い感性を磨いて欲しい。
山で小さい子を見ると切にそう思います。

山頂では、若い女性が一緒に登ってきた連れを探していました。
どうやら女性二人で女峰山まで向うそうです。
この他にも、多くの方が女峰山まで向かい、唐沢非難小屋で1泊するようですね。
唐沢非難小屋がどの程度の大きさか分かりませんが、一杯になっちゃうんじゃないでしょうか。
せっかくなので、奥社跡まで歩く事にします。
道中は今までと比べるとやや危険かなと感じました。
でも、気をつければ何ら問題無いでしょう。
奥社跡に着くと多くのハイカーが休んでいました。
女峰山から下山してきた単独の男性が居て、情報提供をしてもらいました。

元来た道を戻ります。
キスゲ平まで戻り、次は丸山を目指します。
木道や石段が有って、道はしっかりしています。
そして山頂に到着です。

山頂では群馬からやってきたご夫婦とお話をしました。
二人で30年近く山を登られているそうです。
感じの良いご夫婦でした。
体力にも余裕があったので、八平ヶ原経由で戻る事にします。
八平ヶ原に着くと、笹原の先に展望が開けます。
訪れる人が少ないのか、広大な笹原に私一人で展望を楽しみました。

そして、駐車場に到着。
勢いで来ましたが、とても素晴らしい山歩きに成りました。
【反省点】
気象庁のHPで天気予報をちゃんと確認していたのですが、前日17時の予報しか確認出来ていませんでした。
次の更新は5時なので、私はもう登り始めています。
後で確認して分かったのですが、まさかこの時間差で湯元周辺の風の予報が、風速4mから風速7mに変更になっていたとは知りませんでした。
最新の天気の情報を知る必要を痛感しました。
【山行を一言で表すと?】
恐怖により次第に聞こえ出す山の怒号
燕巣山・黒檜岳
2008-06-09
【登山日】2008年6月8日(日)
【天候】
曇り
【人数】
単独
【目的地】
燕巣山・黒檜岳・前白根山登山口調査
【ルート】
・燕巣山
丸沼温泉駐車場→四郎峠→燕巣山(ピストン)
・黒檜岳
(赤沼駐車場よりバス利用)千手ヶ浜バス停→黒檜岳登山口→黒檜山(ピストン)
【運転】
国道120号より丸沼温泉駐車場に行くまでの道が狭いですね。
私の時は、対向車が相当飛ばして突っ込んできて怖い思いをしました。
観光地は運転が荒い人が多い気がします。
気をつけるにこした事はありません。
早朝の奥日光で毎回思う事があります。
写真撮影をしている方に気をつけましょう。
ちゃんとマナーを守っている方は問題ないのですが、車道に三脚立てて平気な方も居るのが事実なので。
この日、「車道に三脚+車道駐車」の合わせ技の方にも遭遇しました。
避ける時に対向車とのトラブルや、写真に夢中に成っていて急な飛び出し等、トラブルに巻き込まれたら本当につまらないです。
こんな言い方はしたく無いですが、こう言う状況に遭遇したら慎重に行動したい所です。
【感想】
・燕巣山
駐車場から登山口を探しますが、よく分かりません。
登山口っぽい車両進入禁止の道が見えたので近づくと看板が立っていました。
本日目指す四郎峠はここを通るのではなく、沢の対岸に伸びる道の様です。
いきなり渡渉から山行は始まります。

沢を渡り進んでいくと、背の高い笹が現れだします。
前日に雨が降っていたのか、ちょっと歩くと体が濡れます。
雨の次の日の笹薮は本当に濡れますね。
私は服は化繊派なので、不快感はそこまでありませんが、綿派の人は天候に気をつけて登った方が良いかも知れません。
四郎峠までの道は沢登りですね。
渡渉を何度か繰り返しながら沢を詰めて行くコースです。
しかも、急な斜面から尾根に乗ったり降りたりもしました。
危険度は高いと私は思いました。

沢を詰める場合、最後がきついのはお約束。
ここも例外ではありません。
きつい所にはロープが設置されていたりします。
でも、油断は非常に危険ですね。
長い一枚岩の上を水が流れている場所を通過する際には細心の注意を払いました。

沢から離れて、つづら折ったヤブ道を越えると四郎峠に到着です。
この鞍部、かなりヤセ尾根ですね。

ここから先はゆったりとした尾根歩きです。
しばらく進むと綺麗な三角形の形をした燕巣山が見えてきます。
1891mピークとの鞍部を過ぎると急登が始まります。
先程の沢登りで体力を消耗しているので、相当応えました。
地形図の見積もりの1.2倍増しの辛さですね。

やっと急登を登り終えると傾斜が緩み出します。
すると残雪がありました。
私の感覚だと、特にアイゼンも必要なく難なく越えられる、ですね。

そして山頂に到着。
南側が開けていて、白根山が良く見えました。
曇りなのに展望が利いて、運が良かったです。


下山は湯沢峠経由と一瞬頭をよぎったのですが、笹に包まれた状況を見て即ピストンに決定。
もと来た道を戻ります。
復路の難所は沢降りです。
特に上流を降る際には細心の注意を払いたい所です。
山行中、誰にも会いませんでした。
前半は沢登り、後半は急登。
山頂の展望は良好。
静かで充実した山行であり、骨太な山の魅力を満喫しました。
・黒檜岳
2008年5月18日(日)に目指す予定でした。
しかし、半月山駐車場まで続く道が8時過ぎないと開かないと言う事実を知りませんでした。
勿論、8時過ぎに登り始めたのではピストンは不可能なので黒檜岳は断念しました。
もやもやした状態で今まで登り残しとなっておりました。
赤沼駐車場に着くと、満車状態。
誘導をしている方に話を伺うと6時半位には駐車場の半分は埋まっていたそうです。
確か駐車場についたのは、約10:50位だったと思います。
曇りの日曜日にこんな状態です。
かなり人気あるんですね。
10分程待って空きが出来たので駐車完了。
バスが来るまで案内所の展示品で勉強です。
掲示されている張り紙は手作り感満載で良い感じですね。
楽しく見させて頂きました。
しばらくするとバスが来たので時間を見計らって乗り込みます。
バス内から外を見ると、沢山の人が歩いています。
小田代ヶ原は人でごったがえしていました。
そして千手ヶ浜のバス停に着くと、バス待ちの凄まじい行列。
それにしても人が多いですね。
千手堂跡まで歩く際にも凄い人の量です。
自然よりも、人の多さに目が行きます。
私は静かに歩きたいので、この状況はさすがに厳しいです。
乙次郎橋を渡る頃には人影は無くなりました。
下山後この辺を通るまで、この先一切人に会う事はありませんでした。
静寂の中、中禅寺湖の波の音を聞きながら歩く。
すると、湖からボートのエンジン音が・・・。
このエンジン音、黒檜岳登山中も聞こえてきました。
ふぅ・・・。
・・・そんな状況でも、ただ一つ言える事。
中禅寺湖は美しいです。

千手堂跡に着きました。
男体山を眺めながら、きっと勝道上人もこの景色を見ていたんだろうなと感慨にふける。

そして黒檜岳登山口に着きました。
踏み跡を追いながら歩き始める。
何も考えず、踏み跡を追って歩いていると、なんか踏み跡が不鮮明。
こんなもんだろうと歩いていると、ギョリンソウを発見しました。

うっすらとした踏み跡は尾根に上がる様に続いている。
でも、様子がおかしいです。
ここでGPSでチェックすると、やっぱり間違えている可能性が高い事が判明。
ここまで地図見ないで適当に歩いてしまうと、現在地の特定もまま成りません。
強引に中禅寺湖方面に戻ります。
歩道に戻った時にはかなり東にそれていました。
登山口の標識まで戻り道を確認。
よく見ると、反射板の先に道が伸びていいるのが見えました。
鮮明に道がついています。
なんて初歩的なミス。
ギョリンソウが見れたのがせめてもの救いです。
ここから先は尾根までは九十九折の道をひたすら歩きます。
道は鮮明なので迷う事は無いでしょう。(私は迷いましたが(笑))
反射板も定期的に取り付けられているので分かりやすいです。

尾根に上がると、急な登りが待っていました。
黙々と登りつづけると、花の落ちたシャクナゲがありました。
花終わっちゃってるかなと思い、高度を上げていきます。
すると、まだまだ咲いていました。
かなりの量のシャクナゲの花です。
花は落ち始めていますが、シロヤシオも咲いていました。
これだけ見れれば満足です。


更に進むと今度は樹林帯になります。
ひたすらきつい登りを進むとやがて地形が平坦になります。
テープを見つけながら進むと、黒檜岳の山頂(?)に着きました。

地形図ではここより先に高くなっている場所があり、そこに黒檜岳と記載があります。
大した距離でもないのでそこまで行って確かめる事にします。
行ってみると標識が立っていました。
GPSでも、事前に登録しておいた位置と一致します。
ここが山頂でしょう。
ちょっと紛らわしいですね。

山頂は樹林帯の中なので、風景を楽しむという程でもありません。
少しゆっくりして、最終バスに間に合わせる為にも足早に下山しました。
中禅寺湖畔に着くともう人はほとんど居ません。
バス停にはバス待ちをしている方が数人で、往路での喧騒は嘘の様です。
しばらくするとバスがやってきました。
ボケーっと風景を眺めながら赤沼駐車場に戻りました。
【反省点】
燕巣山の登山時、前日の雨でかなり滑りやすい状態でした。
にも関わらす、急斜面を普通の感覚で降りてしまいました。
1度転倒してはっとします。
原因は雨に濡れた気の根を急斜面で踏んでしまったのですが、こんな事普通に警戒の対象にする事です。
幸いしりもちですみましたが、運が悪いと骨折も有り得なくは無いです。
早い段階で警戒出来るような注意力を養いたいなと思いました。
黒檜岳の登山口の道迷いは気が抜けている証拠です。
地形図とエアリア持っていながらほとんど見ること無く歩いていました。
迷うべくして迷っています。
現在地を地形図から見失う恐怖を改めて認識する必要性を感じました。
【山行を一言で表すと?】
曇りでも展望良好な一日
流石山・大倉山・三倉山
2008-06-09
【登山日】2008年6月7日(土)
【天候】
晴れ→やや曇り
【人数】
単独
【目的地】
流石山、大倉山、三倉山
【ルート】
日暮滝展望所→大峠→流石山→大倉山→県境三角点→三倉山(ピストン)
【運転】
県道347号線を走り、養鱒公園駅周辺で地図の表記では細い道に入ります。
実際に行って見るとかなり広い舗装の2車線道路でした。
何ら問題ありません。
地図だと観音沼森林公園から先は更に道は細く表記されています。
確かに一車線なのですが、センターラインが無いと言うレベル。
広くて舗装されています。
更に進むと樹林帯の細い道になりますが、行き違うスペースはあります。
対向車に注意してスピード出さなければ何ら問題は無いでしょう。
それと、日暮滝展望所から先は、工事中でゲートがしまっています。
工事期間は平成20年9月30日までみたいです。
先まで車で行きたい方は10月以降じゃないと無理ですね。
【感想】
当初、エアリア記載の1280mの駐車地まで車で行こうと思っていたのですが、いざ現地に着くと日暮滝展望所の所にゲートが設置されていました。
何と通行止めです。
本日は三倉山まで行く予定なので、いきなり出鼻を挫かれた気分です。
まあ、仕方ありません。
徒歩にて大峠を目指します。
大峠まで向う際には三本槍岳が見えてかなり絶景の林道歩きです。
舗装道→砂利道→登山道と繋がって行きます。
登山道はうっそうとした樹林帯なのですが、次第に笹が多くなり、急に展望が開けます。
どうやら大峠の様です。
実は大峠は去年の秋の那須連山縦走の折り返し地点にしていたのですが、膝痛の為に断念した苦い思い出があります。
半年越しで踏む事が出来ました。

大峠から先は見事な草原が広がっています。
エアリア見ると森林限界を超えていると言う記載があります。
大峠って1450mって事を踏まえると、この辺りは相当風と雪が凄いのでしょうね。

ちょっときつい傾斜をひたすら登ります。
それにしても気持ちよい天気です。
ただ、三本槍岳に不気味な雲がかかっているのが気になりますが、ほぼ無風ですし天候は安定しています。
気にせず歩きつづけると、流石山に着きました。
素晴らしい展望ですね。

ここから先は低木も混じりだします。
花が沢山咲いていますよ。
目の覚めるような青空と、色とりどりの花。
正直疲れと言う言葉を忘れる位の最高の景色でした。

しばらく歩くと大倉山に着きました。
山頂ではシャクナゲの花が出迎えてくれました。


ここまで、歩きやすい尾根と花に恵まれると無条件で足が動きます。
躊躇する事無く三倉山に向います。
三倉山手前の三角点を通過してしばらく進むと三倉山山頂です。
遠目から見ると、取り付きは相当急な斜面を連想していましたが、個人的にはきつさは感じませんでした。
ここまでの往路の道中、遭遇した登山者はいません。
こんな素晴らしい道を静かに歩けるなんていうことありません。
本当に良かったです。

下山時、急に雲が山を包みはじめます。
三本槍だけや茶臼岳方面も雲がかかり、先程居た三倉山の山頂も雲に包まれました。
幸運なことに、私は一度もガスに巻かれる事無く下山出来ました。
本当についていました。

大峠までの斜面を降りる際に、峠で休む団体さんが見えました。
私が峠まで降り終わってからもずっと休憩していました。
そこから先は何人かの登山者に出会いました。
夕方は雷が懸念されるのに、みんなかなりのゆっくりスタートでちょっとビックリしました。
今回たまたまかもしれませんが、人の少ない山域ですね。
私は非常に好印象を持った尾根歩きと成りました。
またゆっくりと歩きたいなと思いました。
【反省点】
歩いた距離と標高差を考えると相当疲れてて良いはずなんですが、ほぼ気にする事無く山行を終えました。
やはり、山歩きは気の持ちようなんだなと改めて実感しました。
嫌々で登っていると、ちょっとしか歩いてないのに息切れしたり撤退が頭をよぎったりします。
今日の様な良い山行に恵まれると、疲れを感じずに考えるよりも前に足が進みます。
改めて実感しました。
【山行を一言で表すと?】
まるで天国を歩いているかの様な錯覚
太郎山・大真名子山
2008-06-02
【登山日】2008年6月1日(日)
【天候】
晴れ→ガス(大真名子山下山の後半)
【人数】
単独
【目的地】
太郎山・大真名子山
【ルート】
・太郎山
新薙コース砂防ダム駐車場→太郎山(ピストン)
・大真名子山
志津乗越駐車場→大真名子山(ピストン)
【運転】
心配していた裏男体林道。
光徳入口からこの林道に入ったのですが、入口に池のような水溜りが・・・。
砂利道ですし、ドキドキしながら慎重に車を進める。
でも、こんな酷い道はほんの数百mで、すぐに舗装の道に変わりました。
勿論、車一台通れると言った道なのですが、行き違える場所も沢山あり、恐怖を感じる個所はありませんでした。
カーブにはほとんどミラーが取り付けられています。
ただ、太郎山の駐車場までの道は砂利道です。
道は広い所と狭い所があり、行き違える所が少なめなので気をつけたいですね。
後、カーブではミラーが無かったので、クラクションを利用するのも手かも知れません。
【感想】
・太郎山
そろそろ2000mの山に登りたいなぁ。
そう思ったら気持ちは太郎山に向っていました。
ここを登れば、栃木に有る三百名山は完登となります。
登山口の駐車場に着くと、車が2台停まっていました。
先行者が居る様です。
支度をして、入山です。
しばらく歩くと人の声が・・・。
年配の夫婦でした。
二人とも相当疲れている様でした。
少しおしゃべりをして先を急ぎます。
入山して間もなくは、シャクナゲが咲いていました。
見頃とは言えませんが、大分目の保養になります。

それにしても、この登山道の荒れ様は何でしょう。
元々、土が柔らかいのか、道はかなりえぐれています。
歩き難いなんてもんではないです。
急登は辛いですが、それ以上に登山道の荒れ方に苦戦しました。

薙を横目で見ながらしばらく歩いていると、男性が下山して着ました。
話してみると、先程追い抜いた夫婦のお連れ様でした。
後で道迷いに成ったのですが、その時にこの男性に追いつかれます。
その時に話したのですが、太郎山のお花畑に行者ニンニクがあるかの調査の為に入山されている様です。
荒れた登山道の急登をはい上がりながら進むと、薙を通過する場所に来ました。
恥ずかしい話ですが、こけをペンキと間違い、薙をよじ登ってしまいました。
最悪です・・・。
良く考えれば、こんなメジャーな山で薙を登るような登山道を作るはずないのです。
太郎山では、この前にも道に迷ったので、2度も道迷いに成りました。
登山道がはっきりしているだろうと、エアリアしか持たずに入山してしまったのが敗因でしょうか。

しばらく進むと眼科にまっ平な地形が。
どうやらお花畑の様です。
ですが、その斜面にはべったりと残雪が。
かなりカチカチで、アイゼンが必要と感じました。
お花畑を囲む斜面は全面残雪があります。

残雪の斜面をコンパスを片手に進む。
ここまで残雪があると登山道は雪の下です。
北に向えば良いだけなのですが、2度も道迷いを起こしているので、方向を見定め慎重に進みました。
そして太郎山頂に到着。
東側に低木が有りますが、大展望です。
今日は快晴なので最高の景色が眼下に広がっております。
男体山から女峰山、白根山から根名草山、遠くは会津駒や燧ケ岳等。
何もいう事はありません。

出来れば小太郎山にも行きたい所ですが、次があるので下山を決意。
下山時は沢山の人に出会いました。
団体さんや夫婦がほとんどでした。
・大真名子山
時間は11時。
志津乗越の駐車場はほぼ埋まっております。
恐らく早く下山した方の空きスペースに車を置く事が出来ました。
用意をしていると、登山者の方が志津林道の方から歩いてきました。
この方、大真名子山と小真名子山を歩いて富士見峠を降りてきたそうです。
状況を聞いてみると、大真名子山と小真名子山の間の残雪が厳しいとの事。
この話を聞いて、速攻で小真名子山は諦めて、大真子山のピストンを決意。
想像以上に裏男体林道が走り易かったので、この山は焦らずともまた訪れると思うので今日は大真名子山の様子を見る事に集中します。
登山口から歩き始めると、太郎山の時と違って花はありません。
樹林帯の急登をひたすら登ります。
久々にシャリバテを起こしかけ、息切れが止まらなく成りました。
反省点で詳しく書きますが、サングラスを無くしてしまったので、気持ちは相当沈んでいます。
登山道は太郎山程では無いですが若干荒れ気味。
ただただ辛い登りでした。

高度を上げていくと残雪があります。
気をつけなければいけませんね。

そして、山頂に到着。
見晴らしの良い所では先行者の私より若干年上と見られる夫婦がシートを広げて食事をしていました。
話をしている最中に栃木百名山の話題が出ました。
奥さんから、最後の山はどこにするんですか?と聞かれ、私は何故か「女峰山を考えています。」と答えました。
別に決めている訳では無いのですが・・・男体山から始まったので、女峰山で閉めると綺麗だなと思っているのは事実です。

三角点が見当たらないのでGPSも利用して調べると、どうやらちょっと先にある模様。
行って見ようと思ったのですが、低木のヤブに行く手を遮られました。
まぁ良いかなと思った時点で足は動かなくなります。
下山を決意です。
登り始めから男体山にかかる雲が気になっていたのですが、大真名子山の南側もガスに包まれています。
登山道にも時よりガスが立ち込めます。
急いで下山しました。

【反省点】
サングラスを無くしました。
駐車場に着いた時、これから登ろうとしている単独行の男性と会話をしたのですが、話し込んでしまい、自分の車の上に置いたサングラスとタイヤの脇に置いたダブルストックをしまい忘れる。
ダブルストックは話していた男性に教えてもらい置き忘れる事はありませんでしたが、サングラスは置きっぱなしにしてしまいました。
気付いたのは志津乗越の駐車場です。
車で踏んでしまったらアウトですし、道狭いから戻るの嫌だなぁと言う事で構わず大真名子山を登り始めてしまいました。
帰りに新薙コースの登山道に戻ったのですが、サングラスはありませんでした。
やはり、装備は自分の体から離してはいけませんね。
宇都宮に戻って、サングラスを購入。
高い授業料を払いました。
【山行を一言で表すと?】
太郎山は天然の展望台
白笹山・南月山
2008-06-02
【登山日】2008年5月31日(土)
【天候】
雨
【人数】
単独
【目的地】
白笹山・南月山
【ルート】
沼原駐車場→白笹山→南月山(ピストン)
【運転】
当初気にしていたのは、板室街道(266号線)から沼原駐車場までの道。
最初、砂利道だったので嫌な予感がしましたが、しばらく進むと舗装された2車線の道でした。
駐車場直前に砂利道に変わりますが、あの道の広さ(かなり広い)なら何ら問題ありません。
【感想】
天気予報は雨で、風速は南風の1m台です。
日帰り単独行が中心になってからというもの、雨の日は山に入らない事が多くなりました。
風の心配も無いので、雨の日の訓練をかねて山へ向う事を決意。
登山道が明確な山&登っていない栃木百名山と言う事でこの2座を選びました。
沼原駐車場に着くと、車が数台停まっています。
皆さん、登山者ではなく、湿原目当ての方達でした。
そんな軽装の方を横目で見ながら、しばらく外の空気を吸わせていないゴアカッパを着込む。
ザックカバーも久しぶりにつけました。
まず白笹山を目指すのですが、恐らくこんな状況では人に会わないだろうなぁと思いながらも歩き始める。
雨の状況も、「ザー」ではなく「シトシト」と言う感じです。
白笹山までの道のりは、奇妙な形に変形した樹が密集したジャングルの様な場所なので、雨に濡れた姿はかなり様になります。
展望は望めませんが、その分山自体の景色に集中できる為、雨の樹林帯を堪能出来ました。

そして、登山道ではいたる所でシャクナゲが咲いています。
普段だったら人が沢山居るんでしょうね。
でも、雨なので誰も居ません。
シャクナゲだけでなく、シロヤシオやその他の花も一人で独占状態です。
かなり満足です!

花に心を癒されながらゆっくりと歩く。
そして白笹山の山頂に到着です。
三角点を探したのですが見つかりませんでした。
雨降っていますし、ヤブこぐ気には成れなかったので、あっさり探すのを諦めました。

山頂でおにぎりを食べ、南月山に向います。
この尾根に生えている樹はかなり奇妙な形ですね。
ここの尾根で気付いたのですが、この樹たちの枝の方向がほぼ南側に傾いている事が分かります。
恐らく、福島側から吹き込む強風によりこんな形状になってしまっているのでしょう。
そう考えると奇妙な形をした樹達の意味が理解できる気がします。

しばらく歩くと、南月山の山頂に到着。
祠の先に、恐らく晴れてれば大展望の場所がありました。
勿論、本日は雨なので展望なんて全くありません。
でも、大満足です。
展望で心が浮いてしまう事無く、白笹山と南月山をガチで堪能する事ができましたので。

おにぎりを食べ、下山します。
降りも花に癒されながら歩く。
途中、2組の団体さんと出会いました。
1組は珍しく良く統率の取れた団体さんでした。
ああいう団体さんばかりが入山してくれればなぁと感じました。
そして、もう一組は若い女性数人と年配の男性2人の団体でした。
珍しい組み合わせですね。
女性がカッパの蒸れを気にしていたので、さり気なくゴアカッパの良さを宣伝しておきました。
1回これを着てしまうと、値段が高くても変える気になりませんね。
下山後、時間がかなりあるので沼原湿原に向う。
途中、何人かのハイカーに出会いましたが、皆さん雨なので早々と引き返している様です。
雨の湿原・・・ガスって無ければ最高の景色が待っているものです。
足早に湿原を目指す。
木道のエリアに到着し、湿原を一周して見ました。
座禅草残っていないかなぁと淡い期待を抱いていましたが、やっぱ遅すぎですね。
湿原で花は見られませんでした。
ですが…。
それを補って余りある景色を堪能しました。
この神秘的な景色は、私のショボデジカメでは伝えられないのが残念です。

【反省点】
雨なので物が濡れます。
やっぱり、濡れるとその後の道具の手入れが面倒臭いですね。
翌日も山に向うつもりだったので、家に着いてから慌てて道具の手入れをしました。
雨の日は、登山後の面倒も見積もって入山したいものです。
【山行を一言で表すと?】
雨に濡れる樹林帯と咲き乱れる花に大満足





