男鹿岳
2008-05-05
【登山日】2008年5月4日(日)
【天候】
晴れ
【人数】
単独
【目的地】
男鹿岳
【ルート】
大川林道冬季通行止め看板→車両通行止め看板→大川峠→1701mピーク→男鹿岳(ピストン)
ルート(クリックで拡大します)

【運転】
大川林道までは早朝と言う事もあり快適なドライブです。
しかし、林道は狭く道は良くないです。
私は冬季通行止めの看板の所で車を駐車。
そこから長い林道歩きを選択しました。
当初は更に先の車両通行止めの場所まで車を進めようとしたのですが、私の運転技術、リスクの高さ、ロングコースを歩きたいと言う理由で躊躇は無かったです。
私の足で、当初の見積もりより片道+40分でしたが満足です。
ちなみに、歩きながら林道の状況を確認しましたが、頑張れば強行できたかなと思いました。
それにしても、通行止めの先に車がガンガン止まってます。
みんな強引に突破してるみたいですね。
釣りの方はまだしも、山関係の方なら林道を歩く事をお勧めします。
悪路を強引に突破して微弱な距離を稼ぐより、新緑を楽しんだ方が気持ちよいですよ。
【感想】
林道歩きはかなり長かったです。
新緑が気持ちよく、歩き応えがありました。
ふきのとうがあちこちで顔を出し、花を咲かせていました。
沢の水は有り得ない位澄み切り、緑がかった色に感動を覚えます。

林道後半から残雪が出現しだします。
この時期だと溶けた雪が路面を濡らし続けるため、足場は良くないですね。
しかも、侵食されつづけた林道は朽ちてきています。
側面は切り立った崖なので注意しないといけません。
林道歩きを終えると尾根に取り付きます。
30秒位歩くと自分の背丈より高いヤブとの格闘が始まります。
下を見ると踏み跡は鮮明なのですが、視界はほぼありません。
見えるのは笹の茎と葉、灌木だけです。
かなり息切れしながら登りました。
ヤブコギは本当に苦手です。
このヤブは1701mピークの手前まで伸びていました。
ヤブをこぎ始めてすぐに、足の速いケモノの気配が接近してきます。
マズイと思い身構えると、犬を連れた男性が下山してきました。
気配の正体は、飼い主の言う事を良く聞く体躯が立派な犬でした。
心臓に悪いです。(笑
1701mピークの山頂付近から残雪が残っていました。
しかし、この暖かさだと残雪が溶けるのも時間の問題でしょうか。
無積雪期の男鹿岳に挑戦するにはかなりのヤブコギの覚悟が必要そうです。
やっとの思いで男鹿岳山頂に到達。
山頂には私も含め7人が居ました。
写真撮影を終え、何人かの人と会話を楽しみました。
4人組の団体さん、栃木百名山99座目の単独の男性、板室から塩那道路を通ってやってきた男性が居ました。

団体さんが山座同定をしていたので、コンパスをレンタルしました。
平地なら、見ず知らずの人と話すなんてほぼありえません。
でも、山ではこう言うやりとりも楽しめるから魅力なんですよね。

みんなが下山してしまってから、栃木百名山残り1座の方と少し話をしました。
残りの一座は錫ヶ岳だそうです。
私も話しをしながら、どのルートを取るべきか非常に悩ましいなぁと思いました。
下山のヤブコギは登りよりも楽なものです。
ただ、視界が悪いのでルーファンには神経を使います。
地形が読めないので、コンパスは必携です。
赤テープばかり頼ってると痛い目見ますからね。
下山は非常に楽に感じました。

林道を歩いているとサル、カモシカと遭遇しました。
集団だと、あー可愛い!ですみますが、単独だと野生動物との遭遇は怖いですね。
向こうが逃げてくれるまで緊張しっぱなしです。
帰りの林道歩きでは山菜取りの方と釣り人に会う。
異分野の話しが聞けてよかったです。
やたら長い林道歩き。
途中、三台のドライバーから乗せていきますよ!と声をかけて頂きました。
男性(服装から釣りでも登山でも無さそう)、先程の釣り人、山頂で一緒だった団体さんでした。
私はいずれの誘いも断わってしまいました。
歩行不能になっている訳ではないですし、単独行である以上、他人の力は極力お借りしたくは無いなと思ったからです。
団体さんの車から声をかけてくれたのは山頂でコンパスを貸した男性でした。
「大丈夫ですよ。林道歩きも登山の一環ですから。」
すると男性。
「俺乗せていきたいんだけど。」
と言ってくれました。
感動しましたし、無茶苦茶嬉しかったです。
別に気にせず通り抜ければそれで終わり。
なのに、わざわざ声をかけて誘って下さり、嬉しい一言を頂けた。
結局、私は単独行にこだわりたいので誘いを断わり、去って行く車を見送りました。
人の暖かさに触れた一時でした。
【反省点】
ヤブをこぐ際に、いつもは強力な味方と成ってくれるダブルストックが邪魔と成りました。
雪に入るとストックを伸ばし、ヤブに入ると縮める。
登りは道中の状況がつかめないので、非常に苦労しました。
後、雪を歩かなければ成らない局面とヤブが交互に来るので、アイゼンをつけるタイミングも計りにくかったです。
結局アイゼンを使わずに山行を終えましたが、つけた方が吉だったのは言うまでもありません。
【山行を一言で表すと?】
慣れないヤブコギに四苦八苦
追加画像
塩那道路の状況(クリックすると画像が大きくなります)



